永住権と帰化の国籍について
日本での生活を永続的に行うために、永住権の取得と帰化申請の違いを知りたい方も多いことでしょう。そこで、今回は永住権と帰化の国籍の取扱いやその他の違いをについて解説していきます。永住権や帰化申請に関心がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
永住権の取得条件と国籍、手続き
永住権は外国籍の方が日本に永住するための在留資格です。国籍は母国籍のままで、外国人として日本に永続的に生活することができます。永住権を取得するには、10年間の在留期間が必要ですが、日本人や永住者の配偶者、高度人材、定住者などの場合は、在留期間が短縮されます。 永住権を取得するためには、出入国在留管理局に永住許可申請の手続きが必要です。具体的には、永住権の申請書を提出する際に、経歴や資格、日本での生活状況などの情報を提供する必要があります。 また、永住権取得においては、租税滞納や公共料金の未納、無免許運転など不適切な行為がある場合は、許可されないことがあります。そのため、生活する上での法令遵守が必要です。 行政書士に相談することで、永住権の申請手続きや必要書類の作成、申請の審査に際して必要となる書類の提出などをサポートしてくれるので、スムーズな申請ができます。
帰化申請の条件と国籍、手続き
帰化とは日本国籍を取得して日本人になることです。日本は二重国籍を認めていませんので帰化する場合は母国籍を失います。国籍の取得条件には、生まれつき日本国籍を有している場合、または日本国籍を取得することができる親を持っている場合があります。また、日本国籍を取得するためには、18歳以上であること、5年以上の期間日本に在留していることなどの条件があります。特定の条件を満たす場合には3年間で申請することもできます。さらに、日本語能力を証明する試験も受ける必要があります。手続きは管轄する法務局で行います。申請書を提出すると、照会や面接などの手続きを経て、国籍取得の可否が判断されます。 帰化申請は、事前相談や、申請書類の準備、試験・面接など複数の段階を経るため、専門性の高い行政書士に依頼することをおすすめします。行政書士は、国籍取得に必要な申請や手続きのアドバイスを行うだけでなく、申請書類の作成なども行うため、国籍取得にともなうストレスを軽減することができます。
永住権と帰化の違いとメリット・デメリット
永住権と帰化のもっとも大きな違いは、母国籍のままか日本国籍になるかの違いです。永住権の場合は、母国籍のままですので母国のパスポートと日本の在留カードをもち、日本の選挙権はありません。一方、帰化した場合は日本国籍となり日本人と同様の権利を有するので、日本のパスポートを持つことができ、選挙権もあります。就労についてはいずれも制限はありませんが、外国籍の場合は一部の公務員にはなることができません。
行政書士に相談するメリット
行政書士に相談するメリットは、永住者などの在留資格申請や帰化申請に専門的な知識や経験を持っていることです。行政書士は、法的な手続きに必要な書類の作成や提出、各種証明書の取得、法律・制度に関するアドバイスなどの業務を行っています。そのため、行政手続きや法律に詳しく、正確な情報やアドバイスを提供できます。また、法律用語や手続きの難しい点を分かりやすく説明してくれるため、安心して相談できるというメリットもあります。さらに、行政書士は他士業との提携により、税務や社会保険などの補完的な相談業務も行っているため、さまざまな分野でのサポートが期待できます。行政手続きや法律に関することで心配なことがあれば、行政書士に相談してみるのも一つの方法です。
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<執筆者>
外国人永住ビザ申請サポート
申請取次行政書士 北村重男
お問合せ:https://eijyuu.com/contact/
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